2014年11月29日土曜日

シングルマザーが家を借りにくい理由

離婚してシングルマザーになった時に、大きな悩みとなるのが家(住宅)の問題です。大抵の場合、これまで住んでいた家から出て行くのは妻ですから、出来るだけ早く新しい家を探す必要があります。しかし、シングルマザーは様々な理由から、家を借りにくいのです。

家を借りにくい理由の一つがお金の問題です。シングルマザーは育児に時間を取られてしまう分、長時間の仕事は出来ないため、正社員として雇ってもらう事は難しく、パートや契約社員として働かざるを得ない状況です。それ故に賃金は安く、シングルマザーの平均年収はわずか181万円しか無いのです(シングルマザーの貧困率)。これだけ収入が少ないと、大家からの信用も得られにくく、家を借りるのを断られてしまうケースも珍しく無いのです。
その上、シングルマザー一人では充分に子供に目が行き届かないため、家を汚してしまったり、赤ん坊の泣き声などで近隣住民とのトラブルに発展することが多く、大家に敬遠されがちです。このようにトラブルメーカーになりやすいことも、シングルマザーが家を借りにくい大きな理由です。

仮にアパートなどを借りれそうな場合も、連帯保証人の問題が出て来ます。賃貸契約における連帯保証人とは、契約者が家賃の支払いが出来なくなった場合などに、代わりに払う義務を負った人の事です。家を借りる際には、原則として連帯保証人が必要となります。収入が少ないシングルマザーの場合は、安定した返済能力を持った連帯保証人が求められます。基本的に、連帯保証人は両親など親族に頼む事になるでしょうが、親が高齢で既に働いていない(収入が少ない)場合や、実家が遠いといった場合には、たとえ実の親でも連帯保証人として認めてもらえない事もあり得ます。実家が遠方だと、家賃を滞納した際に取り立てるのに手間がかかるからです。

アパートや公営住宅を探すより、実家に戻るのが最優先


こうした理由から、シングルマザーは家を借りにくいのです。ただ、連帯保証人については、保証会社を利用する方法があります。保証会社とは、一定の手数料を支払う事で、連帯保証人になってくれる会社です(事前の審査に受かる必要があります)。当然ながら、これはあくまで保証人を請け負ってくれるだけの制度であり、毎月の家賃は自身で払う必要があります。しかし、親兄弟を頼れない場合には、連帯保証人はこういった保証会社を利用するしかないのが悩ましいところです。

あるいは、連帯保証人が必要のない公営住宅に申し込むのも一つ手段です。しかし公営住宅の入居は、大抵が抽選になるので、確実に住居を見つける方法とは言えません。

結局の所、シングルマザーは実家に帰り、両親と暮らすのがベストな生き方です。シングルマザーにとって、実家の両親は最大の支援者であり、住居や育児などの様々な面でサポートをしてくれる存在です。子供の事を考えるならば、意地を張らずに両親に頼み込んで、実家に戻るべきでしょう。
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