2014年10月2日木曜日

看護師がシングルマザーにお勧めな理由

看護師とは、病院や介護施設で、患者のお世話をしたり、医師の診療の補助をする仕事です。かつて看護婦・ナースなどと呼ばれていた、皆さんお馴染みのあの仕事です。そして看護師は、様々な理由から、シングルマザーの人達にお勧めな職業です。


看護師になるには、看護大学や看護専門学校などに3~4年間通って、国家試験に合格して、看護師資格を得る必要があります。働きながら学校に通い、子供の面倒も見るというのは、生半可な覚悟で出来るものではありません。ただ、学費が払えない場合でも、資格取得後に関連病院に数年勤務するという条件で、学費が免除されるといった制度を設けている学校もあります。

看護師をお勧めする理由の一つに、就職率がほぼ100%という事が挙げられます。日本では看護婦の数が絶対的に不足しており、多くの医療施設で、常に募集が行われているのです。一般的に、シングルマザーは就職が非常に難しいという事情がありますが、看護師の資格を持っていれば、そういった心配も無くなるのです。

そして、看護師は女性の仕事としては年収が高いというメリットもあります。シングルマザーの平均年収はわずか181万円しかありませんが、看護師の平均年収は約470万円と、大きく上回っています。しかも、看護師の年収はここ十数年間ほとんど変わっておらず、安定した収入が見込めるのです。年齢的な制限もほとんど無く、比較的高齢になっても働き続けられる点もメリットです。

他に、自分の子供に医療知識を活かせるというのも利点です。子供は身体が成長しきっていない上に免疫力も弱いため、すぐケガや病気になってしまいます。そんな時でも、看護師の資格を持っていれば迅速に対応出来るため、症状も軽く済ませられるでしょうし、何より自分自身が焦らないで対処できます。

また、看護師は将来的に保健師やケアマネージャーなどへの転職も狙えることも、お勧めな理由です。保健師やケアマネージャーは、どちらも看護師の延長線上にある職業です。別途資格取得が必要ですが、その分収入も更に増えることが見込めます。

このように、看護師はシングルマザーにとって非常にメリットが多い職業なのです。反面、人の生命にも関わる仕事なので責任は重いですし、夜勤もあって時間に自由が利きにくいなど、いくつかの問題もあります。とはいえ、夜勤などのデメリットを踏まえても、就職率が高い事や収入が多いというメリットの方が、シングルマザーの人にとっては大きいのでは?