2014年10月3日金曜日

子供を一人育てるのにかかるお金

シングルマザーの平均年収は約181万円と、極めて少ないです。この少ない収入で、子供を育てていくのは相当困難なのは直感的に分かるはずです。子供一人を育てるのにかかるお金は、平均で年間100~150万円程度かかります。

子供を21歳まで育てるのには、食費や医療費、おもちゃ代や習い事代などが必要で、総額は1300万~3000万円にも上ると言われています。学費だけで見ても、子供が一人立ち(高校卒業)するまでの費用は、全て公立の場合で約500万円、私立の場合は1700万円以上もかかります。

学費の平均金額(年間)
公立 私立
幼稚園 23.2万円 53.8万円
小学校 30.4万円 146.5万円
中学校 45.9万円 127.9万円
高校 39.3万円 92.3万円

※金額は文部科学省「子供の学習費調査」より参照。

単純に学校に納める学費は、2010年より高校授業料無償化が行われるなど、シングルマザーには有利な政策が進んでいます。しかし、学費以外にも電車賃などの交通費や昼食代、部活動の費用など、子供が学校に通うには、様々な関連費用が掛かります。

これだけの金額は、シングルマザーの稼ぎだけではとても支払いきれません。そのために、仕事以外の収入にも頼る必要が生じます。

シングルマザーが最も考えがちなのが、別れた夫からの養育費に頼る方法です。親権を持たない親であっても、養育費の支払いは義務です。支払いが滞っていた場合には、強制執行という、裁判所による財産差し押さえ制度もあります。但し養育費は、子供一人当たり月額3万円前後が相場ですから、全ての子育て費用を賄うのは無理です。ちなみに慰謝料については、養育費と違いほぼ期待できないので、あてにするのは危険です。

養育費の相場と現状

他に、シングルマザーは児童扶養手当や児童手当といった地方自治体や行政からの援助も受けられます。しかしこれも、児童扶養手当は月額およそ4万円、児童手当は月額1万~1万5000円程度の金額です。

シングルマザーが必ず貰うべき手当て

最近では奨学金を貰いながら通学する学生も増えています。しかし注意しなければいけないのは、多くの学生が利用している奨学金は、奨学金とは名ばかりの学資ローンであり、将来返済する義務のある借金なのです。奨学金で自己破産に追い込まれる人も居るようなので、注意が必要です。


こうしたお金を含めても、まだ生活費が足りないという場合もあるかもしれません。そうなると、残された道は借金です。とはいえ、収入の少ないシングルマザーは、一般の消費者金融でお金を借りる事は難しいです。よってシングルマザーの人は、レディースローンというキャッシングサービスを利用する人が多いです。レディースローンは、パートやアルバイトといった収入の少ないシングルマザーでも、比較的お金を借りやすい仕組みになっています。ただし、稼ぎの少ないシングルマザーが借金する事はかなりのリスクを伴いますので、レディースローンはあくまでもは最後の手段だと考えるべきです。

どうしてもお金が無いという時には、実家の両親に頭を下げて工面してもらうという方法が、リスクが少なくて安全です。いつまでも親に頼るのも考え物ですが、安易に消費者金融に手を出して、返せなくなって自己破産に陥るよりはマシです。尚、実家の両親は、金銭面だけでなく、住居や子供の世話など、様々な面で大いに頼りになる存在です。本当に追い詰められてしまった場合には、素直に親に援助を求めるのが望ましいです。
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