2014年11月19日水曜日

子育て腰痛に気を付けるポイント

シングルマザーが悩まされる代表的な怪我が腰痛です。特に、妊娠中や出産直後は腰痛になる危険性が高いです。妊娠中はお腹に子供がいるため、どうしても体は反ってしまいますし、子供の分体重も増えます。そして、出産後は骨盤が緩んで歪みやすくなります。こうした妊娠・出産による母体の変化が、腰痛を引き起こす大きな原因です。

腰痛は悪化するとまともに立って歩けない程になり、仕事や子育てに大きな影響を及ぼす恐れがあります。しかも、子供がまだ授乳中の赤ん坊の場合、痛み止めの薬なども極力服用しない方が良いため、痛みが長期化してしまうケースも少なくありません。ですから、普段から腰に負担をかけないように気を付ける事が重要です。

腰痛になる原因の一つがおむつの交換です。おむつを交換する際、ベビーベッドなどを使用していると、どうしても中腰にならざるを得ませんが、これが腰に大きな負担をかけてしまっているのです。おむつの交換は、床に敷いた布団の上で座って行うなど、出来るだけ楽な姿勢をとるのがポイントです。

他に、授乳時もどうしても背中を丸めて前かがみになってしまいがちで、腰痛の原因になりやすいので注意が必要です。この対策としては、授乳クッションを使用する事をオススメします。授乳クッションは、母親が楽な体勢で赤ん坊に授乳させられる便利なアイテムです。ただし、一般的な授乳クッションでは高さが不充分な場合が多いので、クッションを二つ使用するか、バスタオルを挟んで高さを調整するなど、ちょっとした工夫をする事がポイントです。

また、睡眠時にも気を付ける点があります。本来、睡眠は身体を休めて体力の回復をする行為です。しかし、腰痛は寝ている間に進行するとも言われており、睡眠時の体勢によっては、より痛みが増してしまう恐れもあるのです。腰への負担を軽減する姿勢は、自然な湾曲が良いとされています。横を向いて、海老のような体勢で寝るのが望ましいです。仰向けの場合は、膝の下にクッションや座布団などを敷くと、自然な腰の湾曲になるでしょう。なお、寝る前に軽いストレッチをする事で血行が良くなりますので、腰痛に効果的です。

どうしても痛い時は無理せずロキソニンを


そして、最も腰痛になる危険性が高いのが、だっこやおんぶなどの子供を抱きかかえる行為です。重いものを持ち上げようとした時に、腰にかかる負担はかなり大きいのです。しかし、子育てをする上で、だっこやおんぶといった行為は避けては通れません。だっこ・おんぶする際は、膝の曲げ伸ばしに気を付ける事で、極力腰に負担をかけないようにするのがポイントです。

なお、ロキソニンなどの市販の鎮痛薬は、妊娠中は極力飲まないのが基本ですが、そうでない人は痛い時は無理せず飲んだ方が良いです。腰痛は明確な原因が分かりづらい病気なので、医者に行っても根本的な治療が難しく、結局ロキソニンを処方されるだけで終わる事もあります。

逆に言うと、それだけロキソニンが優秀な痛み止めの薬だということでもあります。私も腰痛持ちなので、痛みが酷い時はロキソニンを飲みますが、明らかに楽になります。飲み過ぎは良くありませんが、用法さえ守って(一日二錠まで、等)いれば、ロキソニンは怖い薬では無いです。

以上の点に気を付ける事で、腰痛にはなりにくいですし、痛みも緩和されるはずです。一人で子育てしなければならないシングルマザーにとって、自身の体調不良は絶対に避けたいところですからね。